2009年5月18日月曜日

Mario Benedetti

Mario Benedetti:マリオ・ベネデッティ 
ウルグアイの著名な作家兼詩人で、17日死去した。
私のi pod には彼の朗読が収まっている。
変なのが入っている、とよく人に言われていた。
スペイン語でリズム良くかなり渋い声で読まれる数々の詩は、音楽にはない独特の心地よさが耳に残る。
聴いているだけでは結局何を言っているのか、正確には理解できない物の方多いが、私にはとっても心地良く、大変気に入っている。


昨夜、家族団らん中のニュースの時間に知った。
88歳だった。

日々は、何も変わっていないように見えて、毎日異なり、毎日どこかに向かって進んでいる。
そうして、変わって行く。少しずつ。少しずつ。
知っても知らないでも、少しずつ。
もう、生の声は聴こえないけど、私の耳に乗るその感じはこれからも変わらずに心地が良い。
生きていると言うのはそんなことで、そうして彼は生き続ける。



テレビのトップニュースはもちろん「新型インフルエンザ」。
エクアドルでは「AH1N1」の名称で呼ばれる。
昼間にインターネットをしに行った時にMSNニュースで読んだ。
日本はその時点では96名の患者だった。
びっくりした私は、昼食時にホームステイ先の家族にそのニュースを発表。
家族の関心も日本のニュースが出るかどうか。

ちゃんと報道されました。
世界のニュースのコーナー、そうMario Benedetiiのニュースと同じコーナーで。

「日本はこの週末に新型インフルエンザの患者数が増えました。」
「35名です。」

7歳の娘が言いました。
「間違ってるよ!」

Mario Benedetiiのニュースは本物なのに。
テレビのニュースなのに。

現在エクアドルは患者数1名。
これは本物なの?

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